ほんとに出来るの〜
 |
|
債権とは、国債、地方債、および社債をあわせた総称ですが、地方債や社債は千差万別なうえ、いろんな発行条件が付けられており一括りにするのは難しいため、国債に絞って説明をしたいと思います。
また、国債にもいろんな種類がありますが、ここでは個人向け国債に絞ります。
個人向け国債には、償還期限が5年のものと、10年のものがあり、いずれも最低額面金額は1万円以上で、購入は1万円単位となっています。
5年ものは固定金利で、10年ものは、半年毎に利率が見直される変動金利となっており、各利払期における適用利率(年率)は、基準金利から0.80%を差し引いた値となります。また、適用利率の下限は、0.05%です。
2007年2月現在での募集中は、5年もの、10年ものとも平成19年03月09日〜04月03日で、基準金利は1.70%となっています。従って、税引き前の適用金利は0.90%となります。
金利などの詳細については財務省のページを参照ください。
|
国債も他の債券同様、発行された後でも市場で売買できるため、価格は常に変動します。
ところが、国債は国が発行しているものだから安心だ と思われている人が多いのではないでしょうか。勿論、国が発行するわけですら、国が破産するという可能性は非常に低く、銀行や企業の債権を買っているよりはリスクは低いといえますが、債権そのものがもっているリスクを理解されていない(購入先が説明していない)場合が多いのではないでしょうか。
親爺は国債を買ったことがありませんが、親爺が国債を売るセールスマンなら、「国債はリスクも少なく、利回りもソコソコ、現金が必要になればいつでも売れます」といったセールストークで売りまくります。
現在、国債を購入しようとすれば、証券会社,銀行,郵便局でなどで購入できますが、窓口担当者が国債のリスクをしっかりと説明できるかどうか疑問です。
では、“国債のリスク” とは、どういうものかを説明する前に、債権の価格変動(市場金利と債券価格)について説明する必要があります。
まず、債券の利息は、変動する債権の市場価格ではなく、額面に対して一定の率(表面利率:クーポンレート)で支払われます。
債券価格10,000円で金利1%の場合は100円ですが、債券価格が9,000円になっても、11,000円になっても、利息は10,000円の1%(10,000円×0.01=100円)ということです。
では、例をあげてもう少し具体的にリスクについて説明しましょう。
あなたは、額面10,000円(償還期限10年,利率5%)の証券を買いました。買って何年か後に市場金利が6%に上昇しました。
このときに、この国債を売却しようとすると、いくらで売却できるできるかが問題です。
市場金利(政策金利)が上昇すれば、当然のことながらその時の市場金利に見合った国債が発行され、額面10,000円、利率6%のものが発行されますが、あなたの持っている国債は利率が低いため、10,000円では売れずに値下がりし、あなたは損をすることになります。(逆に、市場金利が下がれば、金利の高い債権は人気となり値上がりします)
債券価格は、あなたが何年か後に手にすることのできる利息500円を利率6%で割った(500円÷0.06=8,333円)価格の8,333円としか評価されません。
つまり、10年持っていれば、10,500円になる国債ですが、途中で売ろうとすると、8,333円としか評価されません。
債権の市場価格が正確に8,333円になるかどうかは、その時々の状況次第ですが、理論上は8,333円と評価されます。
100万円で国債を買えば、83万円にしか売れないわけです。
勿論、この時に市場金利(政策金利)が下がれば、逆に利益を得ることができます。
このように債権(国債)はいつでも売ることはできますが、「金利変動リスク」がついていることを知っておく必要があります。
証券会社などの国債販売を見ますと「満期日(償還期日)前に万一換金の必要が生じた場合は、その時の債券相場に応じて当行が買い取らせていただきます」と書かれているのは、こういった意味合いが含まれています。
国債は、一度買ったら償還期限が来るまで持ち続ける金融商品と考えるのがいいでしょう。
ここで大事なことは、債権(国債)にもリスクがあるということ。それに債権(国債)価格は買った時よりも金利が上がれば価格は下がり、金利が下がれば価格は上がるということです。
「10年・変動金利型」は発行から原則1年が経過しないと換金できません。また、「5年・固定金利型」は発行から原則2年経過市内と換金できません。
換金する際は、額面での1万円単位となっています。
|
国債は銀行,証券会社、および郵便局などで販売されている上、1万円から購入でき非常に身近な商品です。とりあえず、一度買って試してみるのが良いと思います。
購入に際しては、平成15年1月から、国債はペーパーレスになり、初めて購入される場合は、口座の開設が必要です。
しかし、1万円札を数枚〜10枚程度もって証券会社や銀行に債権を買いに行くには結構度胸がいります。(^^
ここはやはりネットバンクやネット証券で口座を開設して、誰に気兼ねすることもなく、1万円の投資から始めてみましょう。
|
国債の購入は、多彩な金融商品を取り扱っている証券会社を利用しましょう。
|
|
|
|